非接触 放射温度計 ジャパンセンサー製 TMHXシリーズ アナログ出力4mA~20mA 使い方など詳細に紹介

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非接触 放射温度計 ジャパンセンサー製 TMHXシリーズ 
0~500℃ 出力4mA~20mA 使い方など詳細に紹介

今回下記の型式のセンサーを入手しました。
型式:TMHX-CNE0500-0070E003
アルミボディでケーブル付です。

仕様

・温度測定範囲:0~500℃
・標準測定距離:70mm
・標準標的サイズ:φ3mm
・応答時間:10ms~
・アナログ出力:4~20mA(シャント抵抗取付時1~5V)
・アラーム出力:1点(オープンドレインDC27V 0.2A)
・通信:RS232C準拠、非絶縁
・電源:DC4.7V~27V,0.1Amax
・ケーブル長:2m

結線図

①と③に電源を接続します。(今回はDC24V)
②と④はRC232C通信なので今回は未使用
⑥⑦⑧がアナログ出力(測定結果)となります。
シャント抵抗がない場合は電流出力となり
シャント抵抗がある場合は電圧出力となります。
⑥はプラス出力
⑦⑧がマイナス出力となります。

実際に結線した写真

テスト1

紙コップに、お湯を入れて測定してみました。

アナログ出力端子の電流値を測定しました。

測定結果:6.12mA

0℃~500℃に対して出力が4mA~20mAなので
計算上は下記の様になります。

20mA : 500℃
16mA : 375℃
12mA : 250℃
8mA : 125℃
6mA  :62.5℃
5mA : 31.25℃
4mA : 0℃

測定結果:6.12mAですと約65℃ということになります。

テスト2

ペットボトル(水)常温の温度を測定します。
(冬場なので常温でも冷たいです)

測定結果:4.57mA

測定結果:4.57mAですと約18℃ということになります。

測定結果が概ね実温度を表示していると解りました。

シャント抵抗取り付け

次はアナログ出力端子にシャント抵抗を取り付けて
電流出力から電圧出力に変換し測定します。

アナログ出力(電流)4~20mA を (電圧)1~5Vに
変換したい場合は一般的に250Ω(オーム)のシャント抵抗を
アナログ出力端子に取り付けます。
ワット数は1/4W以上
今回のテストでは250Ωが無かったので、1KΩの抵抗を4本並列に
使用して250Ωとして使用しました。

↓シャント抵抗選定については下記です。

計装 電流出力 4~20mA から 電圧出力 1~5Vに変換時のシャント抵抗選定

↓抵抗のカラーコードの読み方は下記です。

抵抗器のカラーコード解説

テスト3

紙コップに、お湯を入れて測定してみました。

0℃~500℃に対して出力が1V~5Vなので
計算上は下記の様になります。

5V : 500℃
4V : 375℃
3V : 250℃
2V : 125℃
1.5V : 62.5℃
1V : 0℃

測定結果:1.5Vですと約63℃ということになります。

テスト4

ペットボトル(水)常温の温度を測定します。


測定結果:1.14Vですと約18℃ということになります。

電流出力もシャント抵抗を使った電圧出力も、ほぼ同じ結果と
なります。

〇 実使用の回路図

参考までに、今回の実際の電気図を下記に掲載させて頂きます。
三菱FXシーケンサのアナログユニット(FX3U-4AD)に接続します。

アナログユニット(FX3U-4AD)で放射温度計からのアナログ電流出力を
読み取り、デジタル変換し温度をタッチパネルに表示します。

非接触 放射温度計 ジャパンセンサー製 TMHXシリーズ
0~500℃ 出力4mA~20mA 使い方などの紹介を終了させて頂きます。

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当記事は、2019年2月1日時点の情報です。ご自身の責任の元、安全性、有用性を考慮頂き、ご利用頂きます様お願い致します。

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