電子負荷装置の使い方 実機(菊水PLZ72W)で動作を検証

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電子負荷装置の使い方を実機を実際に稼働させて動作を検証しながら
解説させて頂きます。

電子負荷とは、電源装置やバッテリーなどの電気的特性をテストや検証
する時などに使います。
電子負荷装置は内部の半導体素子により、流れる電流値を自由に制御できます。
具体的には、例えば、スマートフォン用充電器を試作したが、本当に
仕様通りの電流値を連続して出力し続けることができるか等に
電子負荷装置を接続しテスト、検証します。

今回使用する機器

菊水電子製 型式:PLZ72W 72Wまで対応します。
(例 DC24V なら3Aまでです)
スイッチング電源:キーエンス製 MS-H50 2.1A (DC24V 2.1A)

1番上の A / V の切り換えは電流表示、電圧表示の選択ボタンです。
2番目の INT / EXT は 負荷調整の内部ボリュームか外部接続かの選択ボタンです。
3番目の CC / CR は 電流モード切替です。
CCは電子負荷の端子電圧にかかわらず一定の電流を流すモードです。
CVは実際の抵抗と同じように負荷端子電圧に比例した電流が流れるモードです。
4番目はレンジ切り換えボタンです。
5番目のA / Bは負荷回路が2回路あり、その切り換えボタンです。
6番目のDC / SW は直流(連続)動作とスイッチング動作の切り換えボタンです。
最後の1ms / 10ms はスイッチング周期の切り換えボタンです。

LOAD A:回路Aの負荷調整ボリュームです。(右へ回せば負荷は増えます)
LOAD B:回路Bの負荷調整ボリュームです。(右へ回せば負荷は増えます)

【接続回路図】

上図の様に簡単です。
プラス端子とプラス端子、マイナス端子とマイナス端子を接続します。

↓下の写真は電子負荷の表示切替を電圧に設定したところです。

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↓下の写真は電子負荷の表示切替を電流に設定し LOAD調整ボリュームを
少し右に回して0.5Aの負荷をかけたところです。
スイッチング電源にも電流表示がありますので、どちらも0.5Aと表示されており
正しく0.5Aの負荷がかかっていることが解ります。

↓下の写真はLOAD調整ボリュームを更に右の回し
1Aの負荷をかけたところです。
正しく1Aの負荷がかかっていることが解ります。

↓下の写真はLOAD調整ボリュームを更に右の回し
1.5Aの負荷をかけたところです。
正しく1.5Aの負荷がかかっていることが解ります。

↓下の写真はLOAD調整ボリュームを更に右の回し
2Aの負荷をかけたところです。
正しく2Aの負荷がかかっていることが解ります。

↓下の写真はLOAD調整ボリュームを更に右の回し
スイッチング電源の仕様をオーバーし
電源がシャットダウンしたところです。
スイッチング電源の過負荷機能が正しく機能したことが解りました。

これで電子負荷装置の使い方 実機(菊水PLZ72W)で動作を検証についての
記載を終了させて頂きます。

最後までご覧いただきましてありがとうございました。

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当記事は、2018年3月24日時点の情報です。ご自身の責任の元、安全性、有用性を考慮頂き、ご利用頂きます様お願い致します。

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