三菱 FXシーケンサ AD変換ユニット FX3UC-4ADの設定方法や
実際のラダープログラムを紹介させて頂きます。
今回は電圧入力で使用する方法を紹介させて頂きます。
AD変換ユニットの型式:FX3UC-4AD
4チャンネルのアナログ入力ユニットです。
下の写真の右側のユニットです。
【電源供給】
ユニットの接続は写真の様に基本ユニットの右側に接続します。
本体からは電源が供給されませんので、AD変換ユニットに
直接DC24Vを供給します。
【入力端子】
端子の説明は下の図を参照下さい。
今回はCH1のみを電圧入力で使用します。
下の図の様な配線となります。
【モード設定】
モード設定スイッチなどはありません。
ラダープログラム上で、下記のどのモードで使用するか
指定します。
今回はCH1を入力モード1に設定します。
入力モード1は+10Vが入力された時にデジタル出力値は+4000となります。
入力電圧が+5Vなら2000で、入力電圧が+0Vなら0です。
【FX3UC-4ADのバッファメモリ(BFM)一覧】
バッファメモリ#0に設定値を書き込みし、モード設定をします。
下の図のイメージで16進数にて指定します。
今回はCH1しか使いませんが、全てのチャンネルにモード1(電圧入力)を
指定します。
H1111となります。
[MOVP H1111 U0\G0]をシーケンサの起動時に書き込みます。U0:ユニット0指定(基本ユニットの直ぐ右のユニット)
\G0:バッファメモリ0指定
次はバッファメモリ10の CH1データをD0(データレジスタ0番)に読み出しします。
CH1しか使いませんが、CH2~CH4も読み出し設定します。
CH1→D0
CH2→D1
CH3→D2
CH4→D3
BMOV命令を使って、一括で読み出しします。
[BMOV U0\G10 D0 K4]をシーケンサの起動後5秒経過以降、連続して読み出しします。
【実際のラダープログラム】
【動作確認】
外部電源でDC5VをCH1に供給し正しくAD変換されているか確認します。
5V供給でデジタル値が2001を示していますので、動作確認OKです。
外部電源の電圧調整ノブを回して電圧を変えれば、デジタル値も変わります。
これで三菱 FXシーケンサ AD変換ユニット FX3UC-4ADの設定方法や
実際のラダープログラムの紹介を終了させて頂きます。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。
スポンサーリンクトップページに戻る
当記事は、2018年4月3日時点の情報です。ご自身の責任の元、安全性、有用性を考慮頂き、ご利用頂きます様お願い致します。
当サイトに掲載中の画像は当サイトで撮影又は作成したものです。商用目的での無断利用はご遠慮願います。