電空レギュレータの使い方について、実例付きで解説致します。
電空レギュレータとは、与えられた電気信号に比例した圧力(型式により正圧と負圧)に
無段階に調整します。また、同時に実圧力を測定しモニター用電気信号を出力します。
今回の例:SMC製 型式:ITV2050-31
シーケンサのアナログユニット:Q64ADとQ64DAN
【ITV2050-31の仕様】
・使用流体:空気
・圧力レンジ:0.9MPa(正圧)
・電源電圧:DC24V
・入力信号:DC0V~10V
・モニター出力:DC1V~5V
【動作概要】
入力信号にDC10Vが与えられた場合に、レギュレータは0.9MPaを出力し
モニター出力にDC5Vを出力します。
入力信号にDC5Vが与えられた場合は、レギュレータは0.45MPaを出力し
モニター出力にDC3Vを出力します。
※上記は理論値です、実際は誤差やリニアリティの考慮が必要です。
【電気回路図】
スポンサーリンク電空レギュレータの配線
茶色線:電源+
青色線:電源ー
黒色線:モニター電圧
白色線:指令電圧
電空レギュレータの白色線に指令電圧を送るのは、ADコンバータ
(デジタルーアナログユニット)Q64DANです。
シーケンサCPUのデジタル指令値をアナログ電圧に変換するユニットです。
電空レギュレータの黒色線からモニター電圧を受け取るのは、ADコンバータ
(アナログーデジタルユニット)のQ64ADです。
電空レギュレータからのアナログ電圧をデジタル値に変換するユニットです。
次はADコンバータの設定とラダープログラムですが
下記のページで詳細にADコンバータ Q68AD-G の使い方を解説しています。
お手数ですが下記ページの参照お願い致します。
これで電空レギュレータの使い方についての解説を終了させて頂きます。
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当記事は、2017年2月7日時点の情報です。ご自身の責任の元、安全性、有用性を考慮頂き、ご利用頂きます様お願い致します。
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