計装 電流出力 4~20mA から 電圧出力 1~5Vに変換時のシャント抵抗選定について

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計装 電流出力 4~20mA から 電圧出力 1~5Vに変換時の
シャント抵抗選定について、記載させて頂きます。

〇 電流 → 電圧変換について

電流出力4~20mA から 電圧出力に変換する場合の電圧値は
通常1~5Vです。
これは電流出力が4mAの時に1Vで20mAの時に5Vということです。
もう少し細かくみると下記になります。

20mA : 5V
14mA : 4V
8mA : 3V
6mA : 2V
4mA : 1V

下図の様に電流の流れるラインに抵抗(シャント抵抗)を
挿入し、その抵抗の両端の電圧を読み取ることで
電流(4~20mA)から電圧(1~5V)に変換します。

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〇 シャント抵抗の抵抗値の選定

計装で電流(4~20mA)から電圧(1~5V)に変換する場合の
シャント抵抗の抵抗値は一般的に250Ω(オーム)が使用されます。

4mAの電流が流れている場合の計算
I(A)×R(Ω)=E(V)
0.004×250=1
1Vです。

20mAの電流が流れている場合の計算
I(A)×R(Ω)=E(V)
0.02×250=5
5Vです。

〇 シャント抵抗の定格(W数)の計算

E(V)×I(A)=W
最大電流時で計算
5×0.02=0.1
0.1Wです。

一般的な抵抗の定格(W数)は 1/4W 1/2W 1W など
となります。
よって 1/4W(0.25W)の選定となります。

〇 250Ω(オーム)の抵抗が入手できない場合

・500Ωの抵抗を2個使い、並列接続とし、合成抵抗値250Ω
とすることもできます。
・1000Ω(1KΩ)の抵抗を4個使い、並列接続とし、合成抵抗値250Ω
とすることもできます。
・200Ωの抵抗と51Ωの抵抗を使い、直列接続とし、合成抵抗値約250Ω
で使用することもできます。

計装 電流出力 4~20mA から 電圧出力 1~5Vに変換時の
シャント抵抗についての記載を終了させて頂きます。

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当記事は、2019年2月4日時点の情報です。ご自身の責任の元、安全性、有用性を考慮頂き、ご利用頂きます様お願い致します。

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