ハードディスクのAVコマンド対応 / 非対応の確認方法
について記載させて頂きます。
〇 AVコマンドについて
AVストリーミングフィーチャーセットのことで
映像録画/再生処理のリアルタイム性能が必要な
デジタル機器用途のことです。
一般的に家庭用ハードディスクレコーダー(パナソニックDIGA)
などのデジタル家電のハードディスクは上記のAVコマンド対応の
ハードディスクが必要となります。
〇 一般的なAVコマンド対応のハードディスク
WD製 型式WD5000AVCS 500GB
WD製の最もメジャーなAVコマンド対応型式です。
このハードディスクを使ってAVコマンド対応/非対応の確認方法を
解説します。
まず、フリーソフトの『CrystalDiskInfo』クリスタルディスクインフォ
有名なハードディスクの状態を検査できるソフトをインストール
インターネットで『CrystalDiskInfo』で検索すれば、直ぐに
ダウンロードサイトが見つかります。
簡単で軽快なソフトですのですぐにインストールできます。
①AVコマンド対応かどうか調べたいハードディスクを予めパソコンに
接続します。
②『CrystalDiskInfo』を起動します。
③『編集』→ コピーをクリックします。
④Windowsアクセサリーの『メモ帳』を起動します。
⑤メモ帳に『編集』→『貼り付け』をクリックします。
貼り付けられたデータです。↓
IDENTIFY_DEVICE 欄の 080行の4番目の数値 6733 に注目します。
更に6733 の 2桁目が3です。
この数値が奇数であれば、AVコマンド対応で
偶数であれば、AVコマンド非対応となります。
今回このハードディスクは奇数でしたので
AVコマンド対応ということになり検証結果が
正しいことが解りました。
今度は違う型式のハードディスク検証してみます。
東芝製 型式:DT01ABA100V 1TB
こちらも東芝製のAVコマンド対応のハードディスクです。
数値は7でした。
奇数なのでAVコマンド対応ということになり
検証が正しいことが解りました。
次はAVコマンド非対応のハードディスクを見てみます。
WD製 型式:WD20EZRX 2TB
数値は2でした。
偶数なのでAVコマンド非対応ということになり
検証が正しいことが解りました。
〇 例外機種について
東芝製の型式
DT01ACA300(3TB)
DT01ACA200(2TB)
DT01ACA100(1TB)
DT01ACA050(500GB)
このシリーズのハードディスクは上記の方法では、偶数となり
AVコマンド非対応となりますが、実際にはパナソニック製の
DIGA(ハードディスクレコーダー)で使用可能です。
理由までは当方では解っていませんが、何か別の技術で
AVコマンドに対応しているのかと思います。
これでハードディスクのAVコマンド対応 / 非対応の確認方法
についての記載を終了させて頂きます。
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当記事は、2019年2月10日時点の情報です。ご自身の責任の元、安全性、有用性を考慮頂き、ご利用頂きます様お願い致します。
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