KEYENCE キーエンス PLC KV-3000/ KV-5000/ KV-5500 バッテリーレス運転について

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KEYENCE キーエンス PLC KV-3000/ KV-5000/ KV-5500 バッテリーレス運転
の設定について解説させて頂きます。

【KV-3000/ KV-5000/ KV-5500のプログラムメモリ】

プログラムメモリはFlash ROMに格納されます。
つまり、プログラムやパラメータファイルがバッテリーバックアップ不要な
ROMに書き込みされます。

○バッテリーレス運転のメリット

当然ですが、バッテリー交換のメンテナンスが不要となります。
バッテリー交換のメンテナンスが困難と予想される後進国に納品する場合や
装置自体の構造上、PLC CPUをメンテナンスが困難な構造の場合など
メリットがあります。

○バッテリーレス運転のデメリット

・時計機能が使かえません。

・ラッチリレー(CR/CM)が停電保持されません。

・データレジスタ等のデータの保持ができません。
パラメータなど、固定値でよい場合はラダープログラム上に記載
しておけば良いです。(MOV命令等で固定値を書き込み)
タッチパネル等からユーザーが任意に書き込みした数値を記憶する
ことはできません。

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【バッテリーレス運転】

上記のデメリットの条件をクリアできる場合はバッテリーレス運転が可能です。

バッテリー警告が出ない様に設定します。

KV STUDIOにて解説します。

『CPUシステム設定』 をクリックします。

CPUシステム設定の画面が開きます。

『停電保持設定』をクリックします。

『バッテリーレス運転を行う』にチェックマークを入れます。

『OK』をクリックします。

設定は終了です。

パラメータをCPUに書き込みすれば
バッテリーを取り外しても、”85:RTCデンアツテイカ”の警告はでません。

バッテリーレス運転時、CR2315がONします。

※全てのデバイス及び時計機能は停電保持されません。電源投入時に初期化されます。

これでKEYENCE キーエンス PLC KV-3000/ KV-5000/ KV-5500 バッテリーレス運転
の設定についての解説を終了します。

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当記事は、2017年6月27日時点の情報です。ご自身の責任の元、安全性、有用性を考慮頂き、ご利用頂きます様お願い致します。

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