三菱シーケンサ (今回の例QCPU)入門編CC-Link(CCリンク) パラメータ&ラダー編
実例付きで解説致します。
○テスト条件
・シーケンサCPUはQ02UCPU を使用。
・パソコンソフトはGX-Works2 を使用
○使用機器の選定
マスタユニット(親機)
QJ61BT11N 1台 (入出力占有点数:32点)
リモートユニット(子機)下記各1台 合計4台
No1:AJ65SBTB1-32DT (入力16点、出力16点 合計32点)
No2:AJ65SBTB1-16DT (入力8点、出力8点 合計16点)
No3:AJ65SBTB1-32D (入力32点、)
No4:AJ65SBTB1-16DT (入力8点、)
入出力ユニットのみで特殊ユニットはありません。
○設定
・伝送速度:5Mbpsとします。
・各ユニットの局番(ステーションNo)の割付
マスタユニット(親機)QJ61BT11N が 局番『0』で
リモートユニット(子機)がそれぞれ1~4
○回路図
○配線、機器のスイッチ設定はこちらで解説済みです。↓
○GX-Works2 でマスタユニット(親機)QJ61BT11N のパラメータ設定をします。
上図の様にベースユニットのスロット5に設置されています。
『PCパラメータ』の『I/O割付設定』を開きスロット5に
種別:インテリ 形名:QJ61BT11N 点数:32点 先頭XY:90
と割付します。
割付しましたら『設定終了』をクリックし、パラメータ設定を終了します。
I/O割付設定についての解説はこちらで解説しています。↓
CC-Linkのネットワークパラメータを設定します。
『パラメータ』→『ネットワークパラメータ』→『CC-Link』をクリックし
『ネットワークパラメータCC-Link設定』を開きます。
赤枠内の1の項目を設定します。
今回マスタユニット(親機)QJ61BT11Nは1台ですので1のみの設定です。
先頭XY:90
種別:マスタ局
モード設定:リモートネットver1モード
総接続台数:4
リモート入力:X100
リモート出力:Y100
リモートレジスタ(Rwr):D1000
リモートレジスタ(Rww):D1100
特殊リレー(SB):SB0
特殊レジスタ(SW):SW0
リトライ回数:3
自動復列台数:1
CPUダウン指定:停止
スキャンモード指定:非同期
・局情報の設定をします。
『局情報』をクリックします。
ここでは接続される子局の設定をします。
4台全て下記の設定とします。
局種別:リモートI/O局
拡張サイクリック設定:1倍設定
リモート局点数:32点
予約/無効局指定:設定なし
設定しましたら『設定終了』をクリックします。
『イニシャル設定』と『割り込み設定』は今回設定不要です。
『ネットワークパラメータCC-Link設定』が終了しました。
『設定終了』をクリックします。
以上でパラメータの設定は終了です。
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○次はラダープログラムです。
必要なことはパラメータで、設定しているので
ラダープログラムではモニターのプログラム作成です。
その前にマスタユニット(親機)QJ61BT11Nの入出力を
確認しておきます。
○入力
X90 CC-Link UNIT.E(ユニットエラー)
X91 CC-Link Data Link
X92 使用禁止
X93 CC-Link 他局 Data Link
X94 使用禁止
X95 使用禁止
X96 使用禁止
X97 使用禁止
X98 使用禁止
X99 使用禁止
X9A 使用禁止
X9B 使用禁止
X9C 使用禁止
X9D 使用禁止
X9E 使用禁止
X9F CC-Link UNIT RADY(ユニットレディ)
○出力 出力はありません、Y90~Y9F:全て使用禁止
今回作成しましたラダープログラムは下記です。
コメントがありますので、説明は不要と思います。
・特殊リレー
SW80.0:局番1異常発生でON
SW80.1:局番2異常発生でON
SW80.2:局番3異常発生でON
SW80.3:局番4異常発生でON
以降同じです。
入門編CC-Link(CCリンク) パラメータ&ラダー編の
解説はこれで終了とさせて頂きます。
万一、通信異常等の不良がありましたらこちらのページで
診断について解説しています。
少しでもCC-LINKについて学習して頂きたいと思い、このページを作成させて頂きましたが
文章での表現は難しいです。至らない点は申し訳ありあせん。
最後までご覧頂きましてありがとうございました。
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当記事は、2016年10月22日時点の情報です。ご自身の責任の元、安全性、有用性を考慮頂き、ご利用頂きます様お願い致します。
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