KEYENCE キーエンス PLC KV-3000/KV-5000 でLEDライトを調光
(PWM制御)する方法を記載します。
パルス出力命令を使い簡単に制御(調光)できます。
〇必要なもの
・ソリッドステートリレー(SSR)今回テスト用:オムロンG3FD-X03SN DC5-24
・リレーソケット 上記SSR用のソケット :PYF08A
・LEDライト テスト用 LED ワークライト CREE製 18W
・シーケンサ KV-3000 内蔵のトランジスタ出力 R500 を使います。
・パソコン 今回のテストでは KV-STUDIOインストール済みのノートパソコン
〇接続イメージ図
〇接続例
上図の様にトランジスタ出力の『R500』にSSRのコイル側13番端子を接続
(『R500~R503』の高速出力の4点のみ可)
SSRのコイル側14番端子を電源の+(24V)に接続
LEDの+端子を電源の+(24V)に接続
LEDの-端子をSSRのロード側8番端子に接続
SSRのロード側12番端子を電源の-(GND)に接続
スポンサーリンク〇KV-STUDIOのプログラム例
上図の様にパルス出力命令を使います。
プログラム例 ⇒ [PLSOUT 100 0 0]
オペランドの説明
n1:使用する高速カウンタの番号を指定します。(0or 1)
高速カウンタ0がリレーR500で高速カウンタ1がリレーR501に対応しています。
S1:指定周波数(0~100000Hz) ワードデバイスを指定する場合は2ワード占有します。
S2:出力パルスのデューティ比(-499~+499) デューティ比50の場合は0を指定
ワードデバイスを指定する場合は1ワード占有します。
設定値 | -499 | ・・・ | 0 | ・・・ | +499 |
デューティ比 | 0.1% | ・・・ | 50% | ・・・ | 99.9% |
今回のプログラム例では、100Hz指定でデューティ比50%ですので
10ms中に5msのみ R500 がONとなります。
この状態で明るさは約50パーセントとなります。
オペランドS2のところを-250に変更すると、デューティ比約25%でかなり暗くなります。
オペランドS2の部分をデータレジスタに置き換えれば、タッチパネルから変更できます。
〇製品紹介
SSR : オムロンG3FD-X03SN DC5-24
上記SSR用のソケット:オムロンPYF08A
LEDライト:KAWELL LED ワークライト18W CREE製 広角タイプ 防水・防塵・耐震
これでキーエンス PLC KV-3000/KV-5000 でLEDライトを調光(PWM制御)
する方法の解説を終了します。
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当記事は、2017年6月19日時点の情報です。ご自身の責任の元、安全性、有用性を考慮頂き、ご利用頂きます様お願い致します。
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