基礎編 三菱シーケンサQCPU パラメータ設定 I/O割付

三菱シーケンサ (今回の例Q02UCPU+ユニット多数)パラメータ設定のI/O割付
について詳細な実例付きで紹介致します。

○テスト条件
・シーケンサCPUはQ02UCPUを使用。
・ベースユニットはQ38Bを使用。(8スロット)
・電源ユニットはQ61Pを使用。
・その他のユニット
位置決めユニット:QD75MH2
位置決めユニット:QD75MH1
RS232Cユニット:QJ71C24N-R2
ADコンバータ:Q68AD-G
CC-LINKユニット:QJ61BT11N → CC-LINKユニット::AJ65SBTB1-32DT
入力ユニット:QX41

・GX-Works2がインストール済みのパソコン。

○ベースユニットへの配置
今回は下図の様に配置しました。

mk1

・スロット0:位置決めユニットQD75MH2
・スロット1:位置決めユニットQD75MH2
・スロット2:位置決めユニットQD75MH1
・スロット3:RS232Cユニット:QJ71C24N-R2
・スロット4:ADコンバータ:Q68AD-G
・スロット5:CC-LINKユニットQJ61BT11N
・スロット6:入力ユニット:QX41
・スロット7:空き

○電源ユニットの取り付け
ベースユニットの一番左は必ず電源ユニットを取り付けます。
今回の電源ユニットはQ61Pです。

○CPUユニットの取り付け
電源ユニットの右隣は必ずCPUユニットを取り付けます。
今回はQ02UCPUです。

○各ユニットの取り付け
スロット0から7までは、任意に取り付け順序は変更できますが
GX-Works2のパラメータでI/O割付を設定しますので、一度順番を
決めたら、基本的に変更はしません。
今回は上記の順序で取り付けしました。

これでベースユニットへの配置は終了です。

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○次はGX-Works2 のパラメータ設定です。
パソコンを立ち上げGX-Works2 を起動します。

mk2

『パラメータ』→『PCパラメータ』をクリックします。

mt3

『PCパラメータ設定』がポップアップします。
上図の用に予め取り決めしていた順序に割付ます。

○種別
種別は、(インテリ/入力/高速入力/出力/入出力混合/空き)からの選択となります。
今回はQX41は入力ユニットで、それ以外は全てインテリユニットとなります。

○点数
点数はそのユニットの占有I/O点数を設定します。
(16点、32点、48点、64点、128点)からの選択となります。
実際に使用する点数ではなく、そのユニット固有の占有I/O点数です。

これはそのユニットのマニュアルに記載してあります。

RS232Cユニット:QJ71C24N-R2 のハードウェアマニュアルから抜粋

mt4

○先頭XY
その名の通りアドレスの先頭を割付します。
注意:QCPUは16進数です。 0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,A,B,C,D,E,F
 9の次は10ではなくAです。

mk5

上記の『0000』の場合は『0000』から32点ですので

入力
X0,X1,X2,X3,X4,X5,X6,X7,X8,X,9,XA,XB,XC,XD,XE,XF 16点
X10,X11,X12,X13,X14,X15,X16,X17,X18,X19,X1A,X1B,X1C,X1D,X1E,X1F 16点
合計32点

出力
Y0,Y1,Y2,Y3,Y4,Y5,Y6,Y7,Y8,Y9,YA,YB,YC,YD,YE,YF 16点
Y10,Y11,Y12,Y13,Y14,Y15,Y16,Y17,Y18,Y19,Y1A,Y1B,Y1C,Y1D,Y1E,Y1F 16点
合計32点

インテリユニットの場合は X(入力)と Y(出力)の両方が存在します。
入力ユニットや出力ユニットの場合は当然両方ではなく、どちらか片方です。

『0020』は入力は X20~X3F  出力は Y20~Y3F です。
『0040』は入力は X40~X5F  出力は Y40~Y5F です。
以降、省略します。

○入力ユニットの割付

mt6

『0200』と割付しています。
本来、連番で割付するのであれば、『00B0』となりますが
入力ユニットの前にCC-LINKユニットがあり、子ユニットのアドレスを空けておく
意味で、『0200』としています。X200~X21F の32点です。

最後に『チェック』をクリックしエラーチェックを行います。
エラーはなければ『エラーはありません』のポップアップがでます。
『設定終了』をクリックし設定を終了します。

これでパラメータ設定のI/O割付についての解説を終了させて致します。

I/O割付はPLCメーカーにより異なりますので、初心者の方は最初 戸惑いますね。

最後までご覧頂きましてありがとうございました。

次の解説はこちらです。

パラメータ プログラム設定の解説

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当記事は、2016年10月16日時点の情報です。ご自身の責任の元、安全性、有用性を考慮頂き、ご利用頂きます様お願い致します。
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