三菱シーケンサ 数値の扱い、定数 K , H 目的や用途について解説
させて頂きます。
【10進数】DEC:DECIMAL NUMBER
・タイマやカウンタの設定値(K定数)
・補助リレー(M)、タイマ(T)、カウンタ(C)などの要素番号
・応用命令のオペランド中の数値指定など(K定数)
【16進数】HEX:HEXADECIMAL NUMBER
・応用命令のオペランド中の数値指定など(H定数)
【2進数】BIN:BINARY NUMBER
・シーケンサ内部では全て2進数で扱われます。
【8進数】OCT:OCTAL NUMBER
・FXシーケンサの入出力リレーの要素番号は8進数で割り当てられています。
0~7→10~17→20~27と桁上がりしますので8、9は存在しません。
【BCD】BCD:BINARY CODE DECIMAL
・BCDは10進数の各桁を構成する0~9の数値を4ビットのBINで表現
する方式です。
各桁ごとの取扱いが容易であることから、BCD出力形のディジタルスイッチや
7セグメント表示器制御などに用いられます。
【定数 K H】
ラダープログラム上で数値を扱う場合は、定数K(10進数)又は定数H(16進数)
を使います。
実際のラダープログラム参考例
ラダープログラムの解説
1行目の解説
[MOV K1 D180]:MOV(転送命令)でデータレジスタD180に10進数の『1』を
書き込みする命令
3行目の解説
(T507 K110):タイマ T507の定数に10進数の『110』を指定する命令
【数値の変換】
シーケンサの数値は下表の様に変換することができます。
10進数 | 8進数 | 16進数 | 2進数 | BCD | ||
0 | 0 | 0 | 0000 | 0000 | 0000 | 0000 |
1 | 1 | 01 | 0000 | 0001 | 0000 | 0001 |
2 | 2 | 02 | 0000 | 0010 | 0000 | 0010 |
3 | 3 | 03 | 0000 | 0011 | 0000 | 0011 |
4 | 4 | 04 | 0000 | 0100 | 0000 | 0100 |
5 | 5 | 05 | 0000 | 0101 | 0000 | 0101 |
6 | 6 | 06 | 0000 | 0110 | 0000 | 0110 |
7 | 7 | 07 | 0000 | 0111 | 0000 | 0111 |
8 | 10 | 08 | 0000 | 1000 | 0000 | 1000 |
9 | 11 | 09 | 0000 | 1001 | 0000 | 1001 |
10 | 12 | 0A | 0000 | 1010 | 0001 | 0000 |
11 | 13 | 0B | 0000 | 1011 | 0001 | 0001 |
12 | 14 | 0C | 0000 | 1100 | 0001 | 0010 |
13 | 15 | 0D | 0000 | 1101 | 0001 | 0011 |
14 | 16 | 0E | 0000 | 1110 | 0001 | 0100 |
15 | 17 | 0F | 0000 | 1111 | 0001 | 0101 |
16 | 20 | 10 | 0001 | 0000 | 0001 | 0110 |
これで三菱シーケンサ 数値の扱い、定数 K , H 目的や用途について解説
を終了させて頂きます。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。
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当記事は、2017年5月25日時点の情報です。ご自身の責任の元、安全性、有用性を考慮頂き、ご利用頂きます様お願い致します。
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