三菱 FXシーケンサ インデックス修飾でデータレジスタにロギング(実例付きで解説)

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三菱 FXシーケンサ インデックス修飾でデータレジスタにロギング
実例付きで解説させて頂きます。

○対象となるシーケンサ

三菱FXシリーズのシーケンサ
今回、GX-Works2の画面で解説致します。

インデックス修飾の基本的な内容につきましては他のサイトで多数解説
されていますので当ページでは、具体的な手法について解説致します。

FXシーケンサにはSDカードなどデータを保存できるデバイスがありませんので
インデックス修飾を使ってデータレジスタに順次データを保管していく
ロギング手法です。
但し、SDカードなどに保管されませんので、自分でデータレジスタをモニターし
コピー&ペーストなどを使いエクセルなどに貼り付ける必要がありますが
SDカード非搭載のFXシーケンサでも簡単にロギングできます。

○今回のロギングの概要

・時間間隔ロギング(時間間隔は変更可また、トリガー条件も変更可)
・1回10データ(32ビットのWワードの場合は5データ)まで取得
(1秒間隔取得の場合は1秒ごと10データ)
・データレジスタの容量の限界までしかロギングできません。

○GX-Works2のパラメータ設定

パラメータ設定は特に必要ありません。

空いているデータレジスタを確認しておいて下さい。

○ラダープログラム

1行目:D600~D606にシーケンサの日時が転送される。

D600 年
D601 月
D602 日
D603 時
D604 分
D605 秒
D606 曜日

1行目:ロギングが開始されるとインデックスに0(ゼロ)が書き込まれる。

(リセットしています。)


1行目:1秒間隔にロギングされます。100データ取得で終了する設定です。
D1000に日時の年(例16)が書き込まれる。

2行目:D1001に日時の月(例12)が書き込まれる。

3行目:D1002に日時の日(例26)が書き込まれる。

4行目:D1003に日時の時(例16)が書き込まれる。

5行目:D1004に日時の分(例59)が書き込まれる。

6行目:D1005に日時の秒(例1)が書き込まれる。

7行目:D1006に今回は1111(固定値)が記録されますが、実際はデータレジスタ
などに置き換えますと、リアルタイムにデータが取得できます。

8行目:D1007に今回は2222(固定値)が記録されますが、実際はデータレジスタ
などに置き換えますと、リアルタイムにデータが取得できます。

9行目:D1008に今回は3333(固定値)が記録されますが、実際はデータレジスタ
などに置き換えますと、リアルタイムにデータが取得できます。

10行目:D1009に今回は9999(固定値)が記録されますが、実際はデータレジスタ
などに置き換えますと、リアルタイムにデータが取得できます。

11行目:1回のロギングが10データ単位で加算します。

12行目:ロギングが終了するとインデックスに0(ゼロ)が書き込まれる。
(リセット)

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○ロギングされたデータの確認(モニターのみの場合)

『オンライン』→『モニタ』→『デバイス/バッファメモリ一括モニタ』をクリックします。

『デバイス/バッファメモリ一括モニタ』が表示されます。

デバイス名のところにD1000と入力し『エンター』キーを押します。

D1000~のデータレジスタが表示されます。

D1000~D1009が1回目(最初の1秒)のデータです。

D1010~D1019が2回目(次の1秒)のデータです。

D1020~D1029:以降同じです。

○ロギングされたデータの確認(コピー&ペーストしたい場合)

『オンライン』→『PC読出』をクリックします。

上図の赤枠の様にデバイスメモリ、にチェックを入れます。

『実行』をクリックします。

下図の赤枠の様にデバイスメモリのところに『MAIN』が追加されました。

『MAIN』をダブルクリックします。

画面をスクロールしてD1000を表示します。

1回のロギングデータが1行ごとなので見やすいです。

コピー&ペーストでエクセルなどに貼り付けることができます。

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これで三菱 FXシーケンサ インデックス修飾でデータレジスタにロギング
の解説を終了させて頂きます。

Q-CPUでSDカード搭載の場合は下記参照下さい。

三菱シーケンサ QCPU SDカード ロギング

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当記事は、2016年12月26日時点の情報です。ご自身の責任の元、安全性、有用性を考慮頂き、ご利用頂きます様お願い致します。

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