三菱 FX シーケンサ 電源（DC24V）をUPS(無停電電源装置)でバックアップ 安価でコンパクト

三菱 FX シーケンサの電源（DC24V）をUPS(無停電電源装置)でバックアップ しました。
安価でコンパクトにできましたので紹介させて頂きます。

装置を全てバックアップ（AC200V）しますと、UPSも高額で大きなものになります。
そこで、今回はシーケンサのみに限定し、UPSでバックアップすることにしました。
その仕様ですとシーケンサが三菱FXシーケンサでしたので、DC24Vのみで良いことに
なり、小型でかつ安価で実現できます。

今回はオムロンさんの『ブロック電源DCバックアップブロック』という製品を
使ってみました。

URL↓

http://www.fa.omron.co.jp/view/search/product/index.cgi?search_type=on&keyword=S8TS-06024

○回路と機器の説明

S8TS-06024：（１番左とその隣の機器）基本ブロック
これはスイッチング電源です。入力：AC100V～240V 　出力：DC24V 2.5A

今回、DC24Vの機器が沢山あり、2.5Aでは足りませんでしたので２個連結して
5A供給できるようにしています。
S8T-BUS01（接続コネクタ）連結には左記が必要です。

S8T-DCBU-01：（１番右の機器）DCバックアップブロック
この機器がUPSの機能があります。
通常時（停電では無い時）は隣の基本ブロックからDC24Vが供給されますので
出力端子へDC24Vを供給し同時に接続されているバッテリーに充電します。

停電時は７番端子と８番端子に接続されている主電源スイッチと連動したスイッチが
ONしているにも関わらず、隣の基本ブロックからDC24Vが供給されなかった場合に
停電中と判断しバッテリーからDC24Vを供給します。
供給能力（バックアップ時間）はカタログ上、４分/8Aとなっています。
8Aも消費しないので、バックアップ時間はもっと長いはずです。

回路図上のLY4（リレー）は過放電防止用リレーです。
バッテリーバックアップ時は時間の経過と共に、バッテリー電圧が低下してきますので
リレーのコイルを作動（保持）させられない電圧（約19V程度）までバッテリ電圧が低下
するとリレーがOFFになりバッテリーの過放電防止と回路電圧不足の誤動作を防止
しています。

○サイズ

基本ブロック：S8TS-06024（１個）が縦120mm横幅43mm 高さ130mmです。
DCバックアップブロック：S8T-DCBU-01が縦120mm横幅43mm 高さ130mmです。
バッテリーホルダ：S82Y-TS01が縦185mm横幅222mm 高さ82mmです。

この構成ですと、コンパクトに収まりますし、コスト的にも安価です。

これで三菱 FX シーケンサ 電源（DC24V）をUPS(無停電電源装置)でバックアップ
についての紹介を終了させて頂きます。