キーエンス製デジタル圧力センサー(今回の例AP-C30/31/33)の基本的な使い方や
設定方法など詳細な実例付きで紹介致します。
型式 | 種類 | 定格圧力範囲 | 耐圧力 |
AP-C30 | マルチレンジ | 負圧 0~-101.3Kpa | 500Kpa |
正圧 0~100Kpa | 500Kpa | ||
連成圧 101.3Kpa~-101.3Kpa | 500Kpa | ||
AP-C31 | 負圧 | 0~-101.3Kpa | 500Kpa |
AP-C33 | 正圧 | 0~1Mpa | 1.5Mpa |
○AP-C31にて下記2項目で解説致します。
・設定圧力で接点出力の反転
・圧力に比例したアナログ電圧出力(1~5V)
AP-C31
■設定圧力で接点出力の反転
○圧力設定
圧力の設定は現在圧力表示モードで
上下ボタン『△ or ▽』を押せば変更できます。
変更の確定は特に何かボタンを押す必要もなく
変更後、3秒程待てば自動で確定されます。
○配線
三菱Qシリーズの入力ユニットQX41に取り込む参考回路図を下記に
掲載します。
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■圧力に比例したアナログ電圧出力(1~5V)
AP-C31でアナログ出力機能を使うには、パラメータ設定でアナログ出力を
選択する必要があります。
○配線
三菱QシリーズのADコンバータユニットQ68AD-Gに取り込む参考回路図を
下記に掲載します。
デジタル圧力センサー(AP-C31)のアナログ出力線(ピンク色)が極性プラス出力に
なりますので、三菱ADコンバータユニット(AD68AD-G)の1番端子(CH1の電圧入力+)
に接続します。
アナログ出力の極性マイナス側は電源と共通の為
電源線(青色)を極性マイナス側として
三菱ADコンバータユニット(AD68AD-G)の2番端子(CH1の電圧入力-)に接続します。
もちろん、青線は電源のマイナス(GND)にも接続します。
茶色線は電源のプラス(+24V)に接続します。
アナログ出力のADコンバータユニットへの取り込みにつきましては
別のページで詳細に解説しております。
○パラメータ設定
通常の圧力表示モードからパラメータ設定モードに移行するには
『MODE』ボタンを3秒以上長押しします。
以降の操作は下表を参照下さい。
ピンク色の線からアナログ出力を出すにはパラメータ『アナログ/ゼロシフト』で
『out』を選択する必要があります。
○大気圧補正
大気開放状態(AP-C31に圧力を加えない状態)
現在値表示モードで△ボタンと▽ボタンを同時に3秒以上押します。
大気圧点(ゼロ点)が補正されます。
○工場出荷状態に戻す
『MODE』ボタンを押しながら『SET』ボタンを5回押します。
これでキーエンス製デジタル圧力センサー(AP-C30シリーズ)の基本的な使い方の
解説を終了させて頂きます。
CONVUM MPSV33RCNGAT デジタル圧力センサ
負圧 出力2点 アナログ出力付
最後までご覧頂きましてありがとうございました。
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当記事は、2016年10月29日時点の情報です。ご自身の責任の元、安全性、有用性を考慮頂き、ご利用頂きます様お願い致します。
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