SMC製ものさしくんの紹介とプログラム作成 オムロンPLC CJ1Mで解説

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SMC製ものさしくんの紹介とプログラム作成
オムロンPLC CJ1Mで解説

ものさしくん』とはエアー機器メーカーのSMCさんの
エアーシリンダーと測定器を合体させた製品です。

上の図も様に、エアーで押し当てながら、製品(ワーク)の寸法など
を測定できます。

測定のみでも使えますが、エアーで圧入後にそのまま
測定できるところが非常に良いと思います。

『高精度ものさしくん』型式:CP1E
専用カウンタ 型式:CEU5

〇 精度
分解能:0.01mm(制度±0.02mm)
出力5点(バンク切替機能使用で最大20点)

〇 使い方

上図の専用カウンタに予め、各プリセットNoの上限と下限の範囲を入力し
記憶させます。
プリセットNo1~5まであり
プリセットNo1がOUT1に対応し
プリセットNo2がOUT2に対応し
・・・(途中省略)・・・
・・・・・・・・・・・・
プリセットNo5がOUT5に対応しています。

例えば、測定値がプリセットNo.2に合致していれば、OUT2(出力2)がONします。

〇 ものさしくんの回路図

今回はオムロン製PLCの型式:CJ1Mですが、他メーカー製でも同じです。

測定スタート信号はなく、常に測定し、その時点で合致している
プリセットNo.の出力(OUT1~5)がONします。

出力はOUT1~OUT5までの5個ですが、上図の右下のBANK1とBANK2を
切り換えて使うことにより、20個まで出力することができます。

バンク切替対応表

バンクNo. BANK2 BANK1
1 OFF OFF
2 OFF ON
3 ON OFF
4 ON ON

プリセットNo.と出力No.対応表

バンク/出力 OUT1 OUT2 OUT3 OUT4 OUT5
1 1 2 3 4 5
2 6 7 8 9 10
3 11 12 13 14 15
4 16 17 18 19 20

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〇 ラダープログラム(オムロン CJ1M)

ラダープログラムの解説

上図1行目:バンク1とバンク2が両方OFFなので、バンクNo.1となります。

各プリセットNo.に合致した出力端子がONします。
例えば今回測定しているワークがプリセットNo.1だとすると
I:2032.10(出力端子1)がONし、品種1のH2.00がONしているので
W198.00のコイル(品種1)がONし、品種と測定内容が合致している
ことを確認するラダープログラムです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

上図1行目:バンク1がONでバンク2がOFFなので、バンクNo.2となります。

各プリセットNo.に合致した出力端子がONします。
例えば今回測定しているワークがプリセットNo.6だとすると
I:2032.10(出力端子1)がONし、品種6のH2.05がONしているので
W198.05のコイル(品種6)がONし、品種と測定内容が合致している
ことを確認するラダープログラムです。

これでSMC製ものさしくんのプログラム作成
オムロンPLC CJ1Mで解説を終了させて頂きます。

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当記事は、2019年3月20日時点の情報です。ご自身の責任の元、安全性、有用性を考慮頂き、ご利用頂きます様お願い致します。

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