三菱シーケンサ MELSECNET/H 入門(メルセックネットH) 接続設定編
解説致します。
○テスト条件
・今回はPC間ネット(QCPUとQCPUの通信)MELSECNET/H※1とします。
・シーケンサのCPU1はQ02UCPU CPU2はQ12HCPUを使用。
・パソコンソフトはGX-Works2 を使用
※1 ネットワーク内の全てのCPUがQCPUである必要があります。
○使用機器の選定
今回は光ファイバーではなく、同軸ケーブルでの通信を選択しました。
MELSECNET/H ネットワークユニット(同軸バスシステム)
型式:QJ71BR11
上記各1台 合計2台
同軸バスシステム(QJ71BR11)の性能仕様
項目 | 同軸バスシステム(QJ71BR11) |
1ネットワークあたりの 最大リンク点数 |
LX/LY:8192点 LB:16384点 LW:16384点 |
通信速度 | 10Mbps |
1ネットワークの接続局数 | 32局(管理局:1/通常局:31) |
適合コネクタ | 3C-2V用コネクタプラグ 5C-2V用コネクタプラグ 5C-FB用コネクタプラグ |
1ネットワークの総延長距離 | 3C-2V:300m 5C-2V:500m 5C-FB:500m |
最大ネットワーク数 | 239(リモートI/O ネットも含めた合計) |
最大グループ数 | 32 |
入出力占有点数 | 32点(インテリ32点) |
DC5V内部消費電流 | 0.75A |
○設定
【局番設定スイッチ】
・Q02UCPUが管理局(親局)としQ12HCPUが通常局(子局)とします。
・各ユニットの局番(ステーションNo)の割付
管理局(親局)のQJ71BR11 がが局番『01』
通常局(子局)のQJ71BR11 が局番『02』
【モード設定スイッチ】
設定 | 内容 |
0 | オンライン |
1 | 自己折り返しテスト |
2 | 内部折り返しテスト |
3 | ハードウェアテスト |
4~F | 使用禁止 |
管理局(親局)と通常局(子局)のQJ71BR11 両方『0』に設定します。
○回路図
【終端抵抗】
終端抵抗は回路の両端に必ず必要です。
両端には終端抵抗『A6RCON-R75』(別売り)を接続します。
F形コネクタ『A6RCON-F』はユニットに付属しています。
MELSECNET/H 入門(メルセックネットH) 接続設定編は
これで終了とさせて頂きます。
最後までご覧頂きましてありがとうございました。
次の解説 MELSECNET/H 入門パラメータ&ラダー作成編は
下記です。
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当記事は、2017年3月25日時点の情報です。ご自身の責任の元、安全性、有用性を考慮頂き、ご利用頂きます様お願い致します。
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