三菱 FXシーケンサ パスワードロックでデータを保護する設定の解説です。
シーケンサ内のデータ(ラダープログラム、パラメータ、デバイスメモリ)を
保護する目的でパスワードロックすることが、GX-Works2からの操作で
可能となります。
(他人が無断でラダープログラムの読出や書込をできない様にすることです。)
パスワードロックすると、読出/書込、書込のみ、全て(モニターを含む)を
必要に応じ選択して制限することができます。
○対象となるシーケンサ
三菱FXタイプの全てのシーケンサ
今回、GX-Works2の画面で解説致します。
GX-Works2がインストール済みのパソコンとFXシーケンサを接続状態にします。
接続方法の解説は下記のページです。
三菱 FX パソコンとUSB接続○パスワードの登録
画面上部の『オンライン』→『パスワード/キーワード』→『登録/変更』を
クリックします。
『新規キーワード登録』画面が開きます。
・プロテクト種別はキーワードによるプロテクト『16桁』を選択します。(FX3G/FX3U/FX3UCのみ選択方式)
(8桁を選択すると読出/書込しか制限できません)
・登録条件は『全てのオンライン操作禁止』を選択します。
(今回の例です。必要に応じ選択できます。)
・キーワード入力欄にパスワードを入力します。
(使えるのは半角数字とA~Fのアルファベットのみです。)
参考例:今回のテストでは、0123456789ABCDEF の16文字でテストしました。
上記入力後、画面右上の『実行』をクリックします。
完了のメッセージタグがポップアップします。
『OK』をクリックします。
これで、パスワードロックが完了しました。
この状態から、読み出しや書き込みなどのオンライン操作をすると
下記のタグがポップアップしパスワードが合致しないと操作が
先に進みません。
パスワードを入力し、『実行』をクリックします。
パスワードが合致すると、通常通りオンライン操作が可能となります。
スポンサーリンク○パスワードの取り消し(完全に取り消す場合)
画面上部の『オンライン』→『パスワード/キーワード』→『取り消し』を
クリックします。(解除は一時的な処置です。)
下記のタグがポップアップしますのでパスワードを入力します。
パスワードが合致すると、完了のタグがポップアップします
『OK』をクリックします。
これで完全にパスワードは取り消しされます。
○パスワードロック後にパスワードを忘れた場合の処置
選択肢は下記の3つです。
・その状態で使い続ける。
・PCメモリクリアする。
(パスワードも消えますが、当然、シーケンサ内のデータは全て消えます。)
・パスワードを突破できるまで、パスワードを入力し続ける。
これで三菱 FXシーケンサ パスワードロックでデータを保護する設定の解説を
終了させて頂きます。
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当記事は、2016年12月13日時点の情報です。ご自身の責任の元、安全性、有用性を考慮頂き、ご利用頂きます様お願い致します。
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