三菱 FXシーケンサ パルスキャッチ機能(割り込み処理)の使い方(実例付きで紹介)

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三菱 FXシーケンサ パルスキャッチ機能(割り込み処理)の使い方を
解説させて頂きます。

〇今回の解説の条件
・シーケンサはFX3シリーズ
・ラダープログラム作成ツールはGX Works2またはGX Developer

○概要

シーケンスプログラムの演算周期に影響を受けないで、入力リレー
をトリガーとして、入力リレーにヒモ付けされている特殊補助リレーを
使い、割り込みルーチンを即時実行する機能です。

使い方の例としては、センサー検知でモーター等を即停止させたい場合など
に停止精度の向上が期待できます。

EI命令(FNC04)後に入力リレー X0~X7 が OFF → ON になると
特殊補助リレー M8170~M8177が割り込み処理でセットされます。
FX3S,FX3G,FX3GCシーケンサの場合は、EI命令(FNC04)は不要です。

入力リレーと特殊補助リレーの割付け

入力リレー パルスキャッチリレー
X0 M8170
X1 M8171
X2 M8172
X3 M8173
X4 M8174
X5 M8175
X6 M8176
X7 M8177

FX3U,FX3UC シーケンサのみ対応しています。

入力リレーとパルスキャッチリレーの組み合わせは
上記のみとなります。違う組み合わせでは使用できません。

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○使い方の解説

X0に接続されているセンサーがONすると
自動的に割り込み処理でM8170がセットされます。
M8170のコイルやSET命令は不要です。
M8170のセットは自動ですが、リセットは手動です。
必ずリセット命令が必要です。

palss1

1行目:EI命令 (パルスキャッチ機能を使うと宣言)
プログラムの頭(ステップ0)に書くのが基本です。

2行目:X0の立ち上がりでM8170がセットされます。

3行目:M1のA接点がONすれば、M8170がリセットされます。
リセット命令は必ず必要です。

palss2

昔のFXシーケンサは演算速度が遅かったので、この機能は有効であると
実感できましたが、最近のシーケンサは演算速度が速いので
この機能がどこまで有効かは解りませんが。

三菱 FXシーケンサ パルスキャッチ機能(割り込み処理)の使い方
の解説を終了させて頂きます。

最後までご覧いただきましてありがとうございました。

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当記事は、2016年11月18日時点の情報です。ご自身の責任の元、安全性、有用性を考慮頂き、ご利用頂きます様お願い致します。

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