キーエンス製タッチパネル VT5 の配線、設定方法を詳しく紹介(結線図、パラメータ設定記載あり)

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キーエンス製タッチパネル VT5 (VT5-W07) の仕様、配線、設定方法を紹介
させて頂きます。

上の写真は型式:VT5-W07 7インチワイド型 TFT液晶 表示ドット 800×480 です。
今回はこちらの型式で紹介させて頂きます。

画面下部にUSBボートが付いていますので、画面のアップロード / ダウンロードに
便利です。

■仕様

項目 仕様
電源電圧 DC24V ±20%
消費電流 0.9A 以下
仕様周囲温度 0~+50℃
表示素子 TFT液晶
表示色 1600万色
表示ドット(W×H) 800×480
有効表示面積(W×H) 153.6mm × 86.6mm
バックライト 白色LED 交換不可
重量 約650g

■パソコンとのインターフェース

〇 背面

〇 前面

■PLC(シーケンサ)とのインターフェース

〇 COM1 : RS-232C 通信

〇 COM2 : RS-422A / RS-485 通信

〇 イーサネット :1ポート

■外形寸法 (mm)

■パネルカット寸法 (mm)

■PLCとの配線

今回は COM1 : RS-232C 通信 を選択しました。

PLCは今回、三菱製のQCPUです。
接続は QJ71C24N-R2 に接続します。
CPUのプロコンポート接続でRS-232C接続も可能ですが
RS-232Cユニット(QJ71C24N-R2)のボートに空きがあり
そちらとの接続とします。

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■結線図

キーエンスさんの接続マニュアルの『結線図W22』です。

■接続ケーブル

今回はミスミさんの『キーエンスVT5シリーズ対応ケーブル』を
使用しました。

型式:GTP-KT72T-WA-3.5
3.5mです。
型式の末尾がケーブル長さです。

■通信設定
〇 三菱製 RS-232Cユニット QJ71C24N-R2 の設定

上はGX-Works2のインテリジェント機能ユニットのスイッチ設定です。
今回 QJ71C24N-R2ユニットのポート2側に接続されていますので
スイッチ設定はCH2側です。

〇 VT5-W07 の設定

上はVT-STUDIOの PLC機種設定 です。

■画面について

このタッチパネルはワイド型ですので
横にワイドなのはいいのですが
その分、若干縦寸法が短いので
ソフト的にくふうされています。

 ↑

上のMENUボタンを押すと
下記の様に短い別画面がポップアップします。
これは画面ごとにスイッチやランプを設置できます。
通常画面移動のボタンを設置する目的だと思います。
(使い方は自由ですが)

元に戻す時は、ボタンの無い部分(グレー)の部分をタッチすれば
元に戻ります(引っ込む)

この機能は標準で搭載されています。
MENUボタンを押す、1手間増えますが
画面を有効に使えて良いと思います。

この機能を使わないことも可能な様です。

これでキーエンス製タッチパネル VT5 (VT5-W07) の仕様、配線、設定方法の
紹介についての記載を終了させて頂きます。

最後までご覧いただきましてありがとうございました。

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SUS社製アルミボックスを使ったハンディ操作ボックス(キーエンス製タッチパネル搭載)の紹介

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当記事は、2020年4月2日時点の情報です。ご自身の責任の元、安全性、有用性を考慮頂き、ご利用頂きます様お願い致します。

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