OMRON オムロン PLC CompoBus/S(コンポバスエス)システムの接続設定
実例付きで解説させて頂きます。
○CompoBus/S システムの概要
・幹線長最大500mのフリー配線が可能
・VCTFケーブルが使用でき専用ケーブル不要
・0.5msの高速通信サイクル
・マスタユニット1台あたり32台(256点)のスレーブを接続可
・通信用ラダープログラム不要
○使用機器の選定
CompoBus/S マスタユニット(親局)
CJ1W-SRM21 1台 (20CH占有)
(CPUはCJ1M-CPU22を使用)
スレーブユニット(子局)
SRT2-OD16 (出力16点 )×2台
SMC EX120 (出力16点 )×2台(SMC製の電磁弁ユニット)
SRT2-ID16 (入力16点 )×5台
ケーブルはVCTF4芯
○マスタユニット(親局)の設定
・ロータリースイッチの設定
マスタユニットのPC本体上での高機能I/Oユニットの号機No.を
2桁の10進数で設定します。
今回は1桁目、2桁目共に0(ゼロ)に設定します。
・ディップスイッチ
SW1:OFF 高機能I/Oユニット1号機分(10CH占有時)IN0~IN7/OUT0~OUT7
SW1:ON 高機能I/Oユニット2号機分(20CH占有時)IN0~IN15/OUT0~OUT15
SW2:OFF 高速通信モード 最大100m (通信速度750kビット/s)
SW2:ON 長距離通信モード 最大500m (通信速度93.75kビット/s)
SW3:OFF 通常モード
SW3:ON 通信停止モード
SW4:OFF スレーブ登録機能無効
SW4:ON スレーブ登録機能有効
今回SW1のみONとし、その他はOFFとします。
後に増えても良い様に2号機分(20CH占有)としておきます。
○ スレーブのPLCリレーエリア
IN/OUT | CH | bit | ノードアドレス |
OUT | 2000 | 00~07 | 00 |
08~15 | 01 | ||
2001 | 00~07 | 02 | |
08~15 | 03 | ||
2002 | 00~07 | 04 | |
08~15 | 05 | ||
2003 | 00~07 | 06 | |
08~15 | 07 | ||
2004 | 00~07 | 08 | |
08~15 | 09 | ||
2005 | 00~07 | 10 | |
08~15 | 11 | ||
2006 | 00~07 | 12 | |
08~15 | 13 | ||
2007 | 00~07 | 14 | |
08~15 | 15 |
IN/OUT | CH | bit | ノードアドレス |
IN | 2008 | 00~07 | 00 |
08~15 | 01 | ||
2009 | 00~07 | 02 | |
08~15 | 03 | ||
2010 | 00~07 | 04 | |
08~15 | 05 | ||
2011 | 00~07 | 06 | |
08~15 | 07 | ||
2012 | 00~07 | 08 | |
08~15 | 09 | ||
2013 | 00~07 | 10 | |
08~15 | 11 | ||
2014 | 00~07 | 12 | |
08~15 | 13 | ||
2015 | 00~07 | 14 | |
08~15 | 15 |
○接続回路図
○CX-Programmer の設定
・I/Oテーブル・ユニット設定
ラダープログラムでの設定は必要ありません。
○スレーブの通信異常フラグ(今回の割付の場合)
OUT1 | 2016.08 |
OUT2 | 2016.10 |
OUT3 | 2016.12 |
OUT4 | 2016.14 |
(OUT5 があれば 2018.08 となります。)
IN1 | 2017.08 |
IN2 | 2017.10 |
IN3 | 2017.12 |
IN4 | 2017.14 |
IN5 | 2019.08 |
これでOMRON オムロン PLC CompoBus/S(コンポバスエス) システムの接続設定
の解説を終了させて頂きます。
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当記事は、2016年12月24日時点の情報です。ご自身の責任の元、安全性、有用性を考慮頂き、ご利用頂きます様お願い致します。
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