大型三相モーター(75KW)のスターデルタ起動用制御盤制作例(実回路図付き)

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大型三相モーター(75KW)のスターデルタ起動用制御盤制作例を

紹介させて頂きます。

今回は下写真のモーター制御用の制御盤を制作致しました。

75KWですので、当然スターデルタ起動です。

電流値が大きいので、使う機器が大きくなり制御盤自体が大型化します。

【制御盤外観図】

【制御回路図】

設計段階では三菱製のスターデルタ起動機『EYDO-N220』を使う予定で

下記の図面を作成しました。

配線の手間と結線ミスのリスクを避ける為です。

ですが納期が 3か月前後とのことで断念しました。

オムロン製のスターデルタ専用タイマを使って製作しました。

型式:H3CR-G8EL

主回路は同じです。

スターデルタタイマを使いました。回路図自体は同じです。

上図の○印の数字はスターデルタタイマの端子番号です。

【スターデルタタイマの仕様】

⑦の接点がスター接点で、⑥の接点がデルタ接点です。

⑨の接点は瞬時接点(コイル通電と同期する接点)

(動作チャート)

このスターデルタ専用タイマのおかげで、簡単に回路が組めました。

タイマの設定 t1(スター時間)は4秒にしました。

一般的には7~8秒程度という記載が他のサイトにありましが

負荷が軽かった様で起動がスムーズでしたので。

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【制御盤紹介】

主制御盤

温度異常や圧力異常などのセンサーが多数ありましたので

FXシーケンサーを入れました。

異常時のインターロック制御のみです。

【操作盤】

【モニター表示部】

今回シーケンサがありましたので、スターデルタ専用タイマは

使わなくても、シーケンサ制御できましたが、タッチパネルが

ありませんので、タイマ時間の変更のことを考慮し

オムロン製のスターデルタ専用タイマを使用しました。

これで大型三相モーター(75KW)のスターデルタ起動用制御盤制作例の

紹介を終了させて頂きます。

スターデルタ専用タイマ オムロン製 型式 H3CR-G8EL の使い方 スポンサーリンク
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当記事は、2017年10月21日時点の情報です。ご自身の責任の元、安全性、有用性を考慮頂き、ご利用頂きます様お願い致します。

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