三菱 シーケンサ Q-CPU パスワードロックでデータを保護する設定の解説

三菱 シーケンサ Q-CPU パスワードロックでデータを保護する設定の解説です。

シーケンサ内のデータ(ラダープログラム、パラメータ、デバイスメモリ)を
保護する目的でパスワードロックすることが、GX-Works2からの操作で
可能となります。

(他人が無断でラダープログラムの読出/書込をできない様にすることです。)

パスワードロックすると、読出/書込、書込のみを
必要に応じ選択して制限することができます。

○対象となるシーケンサ

三菱Q-CPUの全てのシーケンサ
今回、GX-Works2の画面で解説致します。

GX-Works2がインストール済みのパソコンとQ-CPUシーケンサを接続状態にします。

接続方法の解説は下記のページです。

三菱QCPUパソコンとUSB接続

○パスワードの登録

画面上部の『オンライン』→『パスワード/キーワード』→『登録/変更』を
クリックします。

『パスワード登録/変更』画面が開きます。

○対象メモリの選択

・プログラムメモリ/デバイスメモリ
・メモリカード(SRAM)
・メモリカード(ATA)
・標準ROM

上記からの選択となります。

今回は『プログラムメモリ/デバイスメモリ』を選択します。
(今回の例です。必要に応じ選択できます。)

画面下部の『設定』をクリックします。

『登録パスワード入力』画面が開きます。

○パスワード登録条件設定

・読書禁止
・書込禁止

上記からの選択となります。

今回は『読書禁止』を選択します。
(今回の例です。必要に応じ選択できます。)

○パスワードの入力

・パスワード入力欄にパスワードを入力します。
(使えるのは半角4文字で数字とA~Z(大文字、小文字)のアルファベットのみです。)

参考例:今回のテストでは、1234 でテストしました。(今回の例です。)

上記入力後、画面右下の『OK』をクリックします。

再度『パスワード登録/変更』画面が開きます。

登録状態のところに鍵マークが表示されています。

右下の『OK』をクリックします。

これで、パスワードロックが完了しました。

この状態から、読み出しや書き込みなどのオンライン操作をすると
下記のタグがポップアップしパスワードが合致しないと操作が
先に進みません。

(通信が切断するまではパスワードロックにはなりません)

パスワードを入力し、『OK』をクリックします。

パスワードが合致すると、通常通りオンライン操作が可能となります。

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○パスワードの取り消し(完全に取り消す場合)

画面上部の『オンライン』→『パスワード/キーワード』→『取り消し』を
クリックします。(解除は一時的な処置です。)

『パスワード登録/変更』画面が開きます。

対象メモリを選択し

画面下の『設定』をクリックします。

『解除パスワード入力』画面が開きます。

パスワードを入力し、『OK』をクリックします。

パスワードが合致すると、パスワードが取り消しされます。

これで完全にパスワードは取り消しされました。

○パスワードロック後にパスワードを忘れた場合の処置

選択肢は下記の3つです。

・その状態で使い続ける。

・PCメモリクリアする。
(パスワードも消えますが、当然、シーケンサ内のデータは全て消えます。)

・パスワードを突破できるまで、パスワードを入力し続ける。

これで三菱 シーケンサ Q-CPU パスワードロックでデータを保護する設定の解説を
終了させて頂きます。

三菱シーケンサ QCPU プログラミングメニュー画面 スポンサーリンク
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当記事は、2016年12月16日時点の情報です。ご自身の責任の元、安全性、有用性を考慮頂き、ご利用頂きます様お願い致します。

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