自作のPICマイコン基板で2相ステッピングモータードライバーを製作しましたので
紹介と解説をさせて頂きます。
なぜ製作しようと思ったかですが、ボリューム調整(可変抵抗)で回転数を制御できる
安価なドライバーが無かった為です。
今回駆動基板を作製するターゲットとしましたのが下記のオリエンタルモーターの
2相ステッピングモーター 型式:PK268-02Aです。
定価\8100円と安価で2相なので駆動回路も簡単です。
■PK268-02Aの仕様
2相/5相
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2相
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取付角寸法
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56.4mm
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タイプ
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標準
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結線方式
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ユニポーラ6本リード線
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軸タイプ
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片軸
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接続ケーブルタイプ
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リード線方式
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励磁最大静止トルク
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1.35N・m
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ローター慣性モーメントJ
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480×10-7kg・m2
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減速比
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–
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基本ステップ角度
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1.8°
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定格電流
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2A/相
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電圧
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4.5V
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巻線抵抗
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2.25Ω/相
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モーター部 質量
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1kg
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■回路図
上図では見にくいので下記をクリックして下さい。
PICマイコンのPIC16F84Aを使った回路です。
PIC16F84Aは非常に安価で入手性も良いです。
1個200円程度で購入できたと思います。
○ 回路説明
・電源回路
供給電源は12V~24V程度です。
DC-DCコンバータICのNJM2367を使ってモーター電源の4.5Vまで降圧させています。
モーターが変り駆動電圧が変わって対応出来る様にしました。VR1で電圧を調整できます。
この回路で5Aまで駆動できます。
PICマイコン用の5Vは3端子レギュレターICのTA7805を使って5Vまで降圧させています。
供給電源が24Vの場合降圧分の電圧が大きく発熱が気になりますが、PICマイコンの
消費電流が低いので、発熱の問題ないレベルでした。
・各動作(サーボOFF、停止(サーボON)、正転、逆転)
回路図を見て頂ければ解ると思いますが、フォトカプラの1番端子をグランドに落とせば
動作します。(シーケンサーの出力で動作させる為にこの回路としました。)
セレクトスイッチSL1を下側で使えば、VRで回転数が調整できます。
セレクトスイッチSL1を上側に切り替えれば、外部からパルスを入れて使えます。
(フォトカプラPH5の2番端子にトランジスタ出力で)
○プリント基板
今回、基板設計はフリーソフトの『PCBE』を使いました。
PCBEを使うのは今回が初めてでしたが、無料ソフトとは思えない程
使いやすく良くできたソフトでした。
ソフトがEXE型なのでインストール不要で使えるのが良かったです。
部品面
ハンダ面
基板データやPICマイコンのソフト(Hexデータ)が欲しい方はページ上部の
【お問い合わせ】からご連絡下さい。
これで自作でPICマイコン基板(2相ステッピングモータードライバー)を製作の解説を終了させて頂きます。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。
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当記事は、2017年1月10日時点の情報です。ご自身の責任の元、安全性、有用性を考慮頂き、ご利用頂きます様お願い致します。
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