三菱シーケンサ FXタイプ 各機種のカウンターの使い方を解説させて頂きます。
〇 カウンタ番号と種類
【FX3U/FX3UC シーケンサ】
16ビットアップカウンタ | 32ビットアップ/ダウンカウンタ | ||
0~32767カウント | -2,147,483,648~2,147,483,647カウント | ||
一般用 | 停電保持用 | 一般用 | 停電保持用 |
C0~C99 | C100~C199 | C200~C219 | C220~C234 |
100点※1 | 100点※2 | 20点※1 | 15点※2 |
※1 非停電保持領域(キープしない)
パラメータにより停電保持領域(キープ)に変更できます。
※2 停電保持領域(バッテリーキープ)
パラメータにより非停電保持領域(キープしない)に変更できます。
【FX3G/FX3GC シーケンサ】
16ビットアップカウンタ | 32ビットアップ/ダウンカウンタ | ||
0~32767カウント | -2,147,483,648~2,147,483,647カウント | ||
一般用 | 停電保持用 | 一般用 | 停電保持用 |
C0~C15 | C16~C199 | C200~C219 | C220~C234 |
16点※1 | 184点※2 | 20点※1 | 15点※2 |
※1 非停電保持領域(キープしない)
※2 停電保持領域(EEPROMキープ)
【FX3S シーケンサ】
16ビットアップカウンタ | 32ビットアップ/ダウンカウンタ | |
0~32767カウント | -2,147,483,648~2,147,483,647カウント | |
一般用 | 停電保持用 | 一般用 |
C0~C15 | C16~C31 | C200~C234 |
16点※1 | 16点※2 | 35点 |
※1 非停電保持領域(キープしない)
※2 停電保持領域(EEPROMキープ)
〇 カウンタ詳細
項目 | 16ビットアップカウンタ | 32ビットアップ/ダウンカウンタ |
計数方向 | アップ | アップ/ダウン切替使用可 |
設定値 | 1~32767 | -2,147,483,648~2,147,483,647 |
設定値の指定 | 定数 K 又はデータレジスタ | 同左、但しデータレジスタはペア(2個分) |
設定値の変化 | カウントアップ後変化しない | カウントアップ後も変化 |
出力接点 | カウントアップ後動作保持 | アップで動作保持、ダウンでリセット |
リセット動作 | RST命令実行時カウンタの現在値は0となり出力接点も復帰 | |
現在値レジスタ | 16ビット | 32ビット |
〇 アップダウン切替
アップダウン切替用補助リレーONでダウンカウント、OFFでアップカウントになります。
カウンタNo. | 方向切替 |
C200 | M8200 |
C201 | M8201 |
C202 | M8202 |
~※3 | ~※3 |
C233 | M8233 |
C234 | M8234 |
※3 途中省略
スポンサーリンク【機能と動作例】
〇 一般用16ピットカウンタの動作例
計数入力X006によりC1コイルがONするたびにカウンタの現在値は増加し
5回目のコイルONで出力接点が動作(ON)します。
その後、計数入力X006がONしてもカウンタの現在値は変化しません。
リセット入力X010がONすると、RST命令実行時点でカウンタの現在値は0になり
出力接点も復帰します。
〇 32ピットアップ/ダウンカウンタの動作例
X012がOFFでアップダウン切替用補助リレーM8200がOFFとなり
カウンタC200はアップカウンタ動作となります。
X012がONでアップダウン切替用補助リレーM8200がONとなり
カウンタC200はダウンカウンタ動作となります。
計数入力X012によりC200コイルがONするたびにカウンタの現在値はアップ又は
ダウンします。
出力接点はカウンタの現在値が-6から-5に増加した時点でセット(ON)され
-5からー6に減少した時点でリセット(OFF)されます。
リセット入力X013がONすると、RST命令実行時点でカウンタの現在値は0になり
出力接点も復帰します。
これで三菱シーケンサ FXタイプ 各機種のカウンターの使い方の解説を終了
させて頂きます。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。
スポンサーリンクスポンサーリンク
三菱 FXシーケンサ プログラミング メニュー画面
トップページに戻る
当記事は、2017年1月26日時点の情報です。ご自身の責任の元、安全性、有用性を考慮頂き、ご利用頂きます様お願い致します。
当サイトに掲載中の画像は当サイトで撮影又は作成したものです。商用目的での無断利用はご遠慮願います。