オムロン製デジタル表示ユニット型式M7Eの使い方及びFXシーケンサ
での制御を解説致します。
〇使用機器の選定
・デジタル表示ユニットはM7E-01HRN2-Bを使用
・シーケンサFXシリーズを想定
〇デジタル表示ユニット型式M7E-01HRN2-Bの説明
・16進表示タイプ (他に10進表示タイプもあります。)
・赤色表示 (他に緑色があります)
・負論理 (他に正論理もあります)
・ブランキングタイプ (他にゼロサプレスタイプがあります)
・DC12~24Vまでのフリー電源タイプ
〇特徴
・文字高さ14mm、奥行43mmの小型設計
・組み合わせて桁数を増やせる
・本ページで紹介している様にコンマやブランキングを使用しないのであれば
4信号線で使える(電源線は除く)
16進表示の説明:0.1.2.3.4.5.6.7.8.9.A.B.C.D.E.F.の16通りの表示が可能
負論理の説明:各信号入力端子に-(マイナス極)と接続し制御します。プラスコモン
入力部のブロック図
ブランキングタイプの説明:表示を消灯にできます。
〇真理表
入力信号 | 表示状態 | |||||||
端子No | 3 | 9 | 5 | 6 | 7 | 8 | 4 | |
端子記号 | LE | RBI | D | C | B | A | DP | |
真理表 | H | H | H | H | H | H | H | 0 |
H | H | H | H | H | L | H | 1 | |
H | H | H | H | L | H | H | 2 | |
H | H | H | H | L | L | H | 3 | |
H | H | H | L | H | H | H | 4 | |
H | H | H | L | H | L | H | 5 | |
H | H | H | L | L | H | H | 6 |
真理表 | H | H | H | L | L | L | H | 7 |
H | H | L | H | H | H | H | 8 | |
H | H | L | H | H | L | H | 9 | |
H | H | L | H | L | H | H | A | |
H | H | L | H | L | L | H | B | |
H | H | L | L | H | H | H | C | |
H | H | L | L | H | L | H | D | |
H | H | L | L | L | H | H | E | |
H | H | L | L | L | L | H | F | |
※ | H | ※ | ※ | ※ | ※ | L | . |
※ | L | ※ | ※ | ※ | ※ | ※ | 無表示 |
〇回路図
今回はコンマとブランキングは使用しない為、信号線は⑤⑥⑦⑧のみの配線です。
各信号端子からシーケンサの出力ユニットへ流れる電流は数mAですので
トランジスタ出力ユニットと直接接続できます。
11番と1番は電源線です。DC24V(DC12~24Vまでのフリー電源タイプです)
1ユニット全体の消費電流は24Vの場合で35mA以下です。
〇ラダープログラム
プログラムは簡単です。
FXシーケンサのBCD命令を使います。
ラダープログラムの組み方は色々他にもあると思いますが
私は上記のプログラムを使っています。
M7Eの表示が※になる条件のA接点が重複してONしない様にして下さい。
重複する場合は優先順位を付けてインターロックのB接点を入れて下さい。
このページのM7Eの写真はエンドプレートM7E-012M-1を取り付けた状態です。
青いコネクタの型式はNRT-CNです。(直接ハンダ付けすることも可能ですが)
これでオムロン製デジタル表示ユニット型式M7Eの使い方及びFXシーケンサでの制御
の解説を終了とさせて頂きます。
デジタル表示ユニット M7E-01HRN2-B オムロン製
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当記事は、2016年10月31日時点の情報です。ご自身の責任の元、安全性、有用性を考慮頂き、ご利用頂きます様お願い致します。
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