キーエンス KEYENCE PLC KV-3000 バッテリー(電池)交換方法を記載します。
(KV-5000も同じです。)
フロントの表示部に『CPU エラー No.83 』の
『CPUエラー W83 デンチ ヲ コウカン シテクダサイ』の
表示が出た場合はメモリーバックアップバッテリー(電池)の交換が必要です。
上記表示が出てからデータを保持できる期間は約1週間です。
○必要なもの
交換用リチウム電池 型式:OP-51604 キーエンス製
バッテリーの交換時は電源をOFFにしてから実施します。
内部にスーパーキャパシタが内臓されているので、電源をOFFにした状態で
バッテリーを取り外しても、記憶しているデータは保持されます。
可能でしたら、念の為プログラム データ、デバイスデータのバックアップを
行ってください。
パソコンと接続 → 読み出し→保存
キーエンス PLC KV-3000 USBでパソコンに接続/読出下記に交換の詳細手順を記載いたします。
・シーケンサへの通電をOFFにします。
(はじめから電源がOFFだった場合は一旦電源をONし
10分以上通電してから電源をOFFにします。
内部のスーパーキャパシタに充電する為です。)
・CPUユニットの表示が全て消えていることを確認する。
・赤枠の場所にバッテリーが格納されています。
・上の写真の箇所にバッテリーOP-51604が格納されているので、ビスを緩めます。
工具はドライバ +0番が必要です。
矢印の方向に引出します。
バッテリーユニットが引き出されました。
・上記の逆の手順で新しい交換用リチウム電池 型式:OP-51604を取り付ける。
スポンサーリンクキーエンスさんの技術相談で聞いたところ、電源OFFでバッテリーが外されている
状態でも10分間はスーパーキャパシタでメモリーを保持しているとのことです。
(10分以内に交換したほうが良いとのこと)
あわてないで交換して良いと思います。もちろん10分あれば交換できますが。
あくまでも個人的な意見です。
○バッテリーを交換しても、『CPU Error No.83 』
が続く場合の対応
パソコンと接続する。KV-STUDIOで下記をモニターする。
コントロールリレー CR2306(バックアップ電池異常)がON状態か確認する。
上記がONの場合はバッテリー不良かまたは、バッテリーのコネクタの接続を
確認して下さい。
キーエンス製 メモリーバックアップ用リチウム電池 型式:OP-51604 は
電池の寿命の目安は約5年ということです。
使用状況や環境により変わるとのことです。
交換用リチウム電池 型式:OP-51604
参考までに
スーパーキャパシタとは、電池とコンデンサーの中間的な存在で、コンデンサーの様に
急速(短時間)に充電可能ですが、バッテリーの様に大容量を蓄電できない。
コンデンサーなので、電池より寿命が長い。
これでキーエンス KEYENCE PLC KV-3000 バッテリー(電池)交換方法の解説を
終了させて頂きます。
最後までご覧頂きましてありがとうございました。
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当記事は、2017年6月16日時点の情報です。ご自身の責任の元、安全性、有用性を考慮頂き、ご利用頂きます様お願い致します。
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