三菱サーボ MR-J3タイプでバッテリー搭載している機種(絶対位置検出システム仕様)の
バッテリー交換方法を解説させて頂きます。
バッテリー型式:MR-J3BAT 三菱電機製
バッテリー種別:リチウム電池
バックアップ時間の目安:約1万時間(無通電時の寿命)
交換手順の解説の前にアラームについて記載致します。
サーボアンプにバッテリーを搭載しているということは
絶対位置検出システム仕様ですので、バッテリーが 消耗
してしまうと、無通電時(装置の電源OFF)に
サーボアンプがバッテリーにより記憶している
『現在位置』が消失してしまいます。
上記の場合にサーボアンプ自体がアラームNo.25 絶対位置消失を出力します。
システムとしてのアラームは位置決めユニットのアラームNo.1201
原点データ不正を出力します。
上記のアラームはバッテリーを交換してから、原点位置の再設定が必要です。
〇 バッテリーの交換手順
装置の電源をOFFにします。
(サーボアンプの表示部に何も表示していない状態にします。)
バッテリーの位置は下の写真の位置です。(サーボアンプの下部)
バッテリーケーブルのコネクタを外します。
ロック機構の部分(赤色の矢印の部分)を矢印の方向 → に押しながら
上にスライドさせます。
バッテリーが取り外せました。
逆の手順で新しいバッテリーを取り付けます。
その他のアラームについては下記参照下さい。
位置決めユニット(QD75MH) エラーコードNo.とエラー名一覧
これで三菱サーボ MR-J3タイプでバッテリー搭載している機種(絶対位置検出システム仕様)
のバッテリー交換方法の解説を終了させて頂きます。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。
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当記事は、2017年1月24日時点の情報です。ご自身の責任の元、安全性、有用性を考慮頂き、ご利用頂きます様お願い致します。
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