三菱シーケンサ(QCPU)バッテリーランプ点灯時の対応及び
プログラム保持日数について解説させて頂きます。
CPUユニットのバッテリーランプはバッテリーが一定以下の電圧になった
場合に点灯します。
QCPUに搭載されているバッテリーQ6BATの寿命目安は約5年です。
点灯してから、後どのくらいプログラムを保持できるかですが
使用状況により残日数が変わりますが、目安を下記に記載致します。
使用条件
・ファイルレジスタは未使用
・1日の通電時間は8時間(1日のうち16時間はシーケンサへは通電されない)
上記の条件で約25日です。
〇 CPUユニットのバッテリーランプが点灯していても、装置を稼働させる場合
バッテリーランプが点灯すれば、特殊リレーのSM51,SM52がONします。
SM51:バッテリー低下ラッチ
SM52:バッテリー低下(ラッチなし)
上記の特殊リレーがONするこてで装置アラームとしている場合が多いと
思います。
SM51とSM52をラダープログラムで参照するのをやめるプログラムに
変更すれば、バッテリーランプが点灯していてもCPU自体は動作しますので
装置を稼働することもできます。
但し、当然リスクを伴いますので注意が必要です。
ユニバーサルモデルの場合(型式例:Q02UCPU , Q03UDEなどのUが付く型式)
プログラム自体はROMに入っていますので、バッテリーがなくなっても消えません。
データレジスタの内容、ファイルレジスタ内容、時計データは消えたり数値が
変わってしまったりしますので危険です。
従来のQシリーズの場合(型式例:Q02HCPU , Q06HCPUなどの型式)
プログラム自体も、バッテリーがなくなれば、消えてしまいます。
データレジスタの内容、ファイルレジスタ内容、時計データは消えたり数値が
変わってしまったりしますので危険です。
従来機種の場合はリスクを考慮し、プログラムデータのバックアップは
必ず必要と思われます。
〇対応
至急バッテリーの交換
下記交換手順参照して下さい。
三菱シーケンサQCPUバッテリー交換交換の前に念の為、プログラムデータのバックアップを取るようにして下さい。
シーケンサCPUユニットとパソコンを接続しデータを読み出しし
パソコンに保存する。
下記のページを参照お願い致します。
三菱QCPUパソコンとUSB接続 三菱QCPU読出、保存編 三菱QCPU照合編三菱シーケンサ(QCPU)バッテリーランプ点灯時の対応及び
プログラム保持日数についての解説を終了させて頂きます。
最後までご覧頂きましてありがとうございました。
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当記事は、2016年11月24日時点の情報です。ご自身の責任の元、安全性、有用性を考慮頂き、ご利用頂きます様お願い致します。
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