三菱シーケンサ QCPU 内部タイマーの使い方

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三菱シーケンサ QCPU 内部タイマーの使い方を
解説させて頂きます。

【タイマの種類】

・低速タイマ

低速タイマとは計測単位が1ms~1000msのタイマです。
タイマはコイルがON中のみ有効です。
タイマのコイルがONすると計測を開始し、タイムアップすると接点がONします。
タイマのコイルがOFFすると、接点もOFFし、現在値(カウント)も 0 になります。

低速タイマの計測単位はデフォルト値が100msです。
設定は『PCパラメータ』→『PCシステム設定』で変更できます。

使用例

タイマーT0 は設定値がK10ですので1秒タイマです。
(計測単位はデフォルト値の100msです)

接点M1がON後、T0は計測を開始します。
1秒計測後、接点T0がONします。

・高速タイマ

高速タイマとは計測単位が0.1ms~100msのタイマです。
記号『H』を先頭に記述します。
タイマはコイルがON中のみ有効です。
タイマのコイルがONすると計測を開始し、タイムアップすると接点がONします。
タイマのコイルがOFFすると、接点もOFFし、現在値(カウント)も 0 になります。

高速タイマの計測単位はデフォルト値が10msです。
設定は『PCパラメータ』→『PCシステム設定』で変更できます。

使用例

タイマーT2 は設定値がK10ですので100msタイマです。
(計測単位はデフォルト値の10msです)

接点M2がON後、T2は計測を開始します。
0.1秒計測後、接点T2がONします。

ラダー作成時の記述は H T2 K10 です。(HとT2の間は半角スペースが必要)

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・積算タイマ

積算タイマはコイルがONしている時間を計測するタイマです。
タイマのコイルがONすると計測を開始し、タイムアップすると接点が
ONします。
タイマのコイルがOFFになっても現在値及び接点のON/OFFの状態を保持します。
再度コイルがONすると、保持していた現在値から計測を開始します。

積算タイマにも低速タイマと高速タイマがあります。
計測単位は通常タイマと同じです。

現在値のクリアと接点のOFFは、リセット命令で行います。[ RST ST? ]

積算タイマを使用する場合は『PCパラメータ』→『デバイス設定』で使用点数
の設定が必要です。
デフォルトではデバイス点数の設定がOです。

使用例

積算タイマーST0(低速) は設定値がK100ですので10秒タイマです。
(計測単位はデフォルト値の100msです)

接点M50がON後、ST0は計測を開始します。
10秒計測後、接点ST0がONします。

接点M51がONすると現在値のクリアと接点ST0がOFFします。

これで三菱シーケンサ QCPU 内部タイマーの使い方の
解説を終了させて頂きます。

最後までご覧いただきましてありがとうございました。

三菱シーケンサ QCPU プログラミングメニュー画面 スポンサーリンク
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当記事は、2017年5月2日時点の情報です。ご自身の責任の元、安全性、有用性を考慮頂き、ご利用頂きます様お願い致します。

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