三菱シーケンサ(今回の例A0J2HCPU)のバッテリー(電池)交換方法を記載します。
今回は当方所有、未使用品のA0J2HCPUを使って解説致します。
○必要なもの
バッテリー 型式:A6BAT 三菱電機製
バッテリーの交換時は安全の為、電源をOFFにしてから実施します。
内部にコンデンサが内臓されているので、電源をOFFにした状態で
バッテリーを取り外しても、プログラムメモリの記憶は保持されます。
コンデンサがデータを保持できる時間は5分です。
三菱電機さんの技術相談に問い合わせましたところ
ACPUは既に生産から年数が経過し内部のコンデンサも劣化が想定される
とのことで、可能であれば、念の為、内部のデータをパソコンで読み取り
バックアップをとってからバッテリー交換を実施することを推奨します
とのことでした。
パソコンと接続 → 読み出し→保存
三菱A0J2HCPUパソコンとUSB接続下記に交換詳細手順を記載いたします。
バッテリーは下の写真の赤枠で示した部分の中に入っています。
・シーケンサへの通電をOFFにします。
(はじめから電源がOFFだった場合は一旦電源をONし
10分以上通電してから電源をOFFにします。
内部のコンエンサに充電する為です。)
・電源ユニットとCPUユニットのランプが全て消えていることを確認する。
・PLLLと書いてあるところに指を入れてカバーを開けます。
カバーの裏のバッテリーが見えました。
・バッテリーのコネクタを外します。
コネクターの両端を、つまんで引いて外します。
・上の写真の箇所にバッテリーA6BATが格納されているので、取り出す。
抜け止めのロックを指で右方向に押し下げながらバッテリーを
上方向に外します。
・上記の逆の手順で新しいバッテリーA6BATを取り付ける。
スポンサーリンク三菱電機さんの技術相談で聞いたところ、電源OFFでバッテリーが外されている
状態でも5分間はコンデンサでメモリーを保持しているとのことです。
既に生産から、かなりの年月が経った機種ですので、コンデンサの劣化が
想定されます、3分以内の交換をお勧めします。
三菱 A6BATは電圧3.6Vで、電池の寿命の目安は約5年ということです。
使用状況や環境により変わるとのことです。
○A6BAT 性能詳細
種別 | 塩化チオニルリチウム一次電池 |
初期電圧 | DC3.6V |
保存時のバッテリ寿命 | 5年 |
リチウム含有量 | 0.48g |
バッテリー型式:A6BAT 三菱電機製
下記↓商品リンク(クリックで開きます。)
これで三菱シーケンサ(今回の例A0J2HCPU)のバッテリー交換方法の
解説をを終了とさせて頂きます。
最後までご覧頂きましてありがとうございました。
スポンサーリンクトップページに戻る
当記事は、2017年2月16日時点の情報です。ご自身の責任の元、安全性、有用性を考慮頂き、ご利用頂きます様お願い致します。
当サイトに掲載中の画像は当サイトで撮影又は作成したものです。商用目的での無断利用はご遠慮願います。